歯周病は低体重児出産や早産のリスクとなるようです。今この関係は周知の事実となっているんです。
妊婦が歯周病にかかっていると低体重児や早産になる可能性が高くなると、先進国では大きな話題として取り上げられ新しいデータもあります。
今まで体重が少ない赤ちゃんの出産や早産のリスクファクターは年齢、人種、性別、たばこ、アルコール、ドラッグ、経産の有無などが挙げられてきましたが、これらのリスクファクターだけでは原因を解明することができませんでした。このような現状から、慢性炎症疾患である歯周病との関係が注目されるようになってきたんです。
歯周病が進行して歯肉の炎症がひどくなると、プロスタグランディンというホルモン物質が多くなるのです。この物質は陣痛促進剤の成分として利用されることから、歯周病と早産、低体重児出産の関係が注目されるようになったんです。